前回は、TaskChuteのセクションという機能を使って、一日の流れを大まかにデザインする方法を確認しました。
参考:タスクシュートで一日の流れをデザインする(セクション活用法)
今回は、さらに突っ込んで、「一日の流れを大まかにデザインする」から、「タスクの順番を自在に制御する」ところまでいってみましょう。
ここで、「セクションラベル」と「節内ソート順」という機能に触れます。
タスクシュートの並び替え機能
セクションラベル
セクションラベルというのは、これです。
少し見にくくなってしまいましたが、このタスクの前についている【A】だとか、【B】だとかが「セクションラベル」です。
前回触れた「セクション」と、今回触れる「セクションラベル」の違いは何かと言えば、
「セクション」は一回きり、その時かぎり。
「セクションラベル」は、何度でも有効。
なので、一回きりのタスクであれば「セクション」を設定すれば充分です。
ただ、リピートタスクの場合には、「セクションラベル」を設定しておくと、グッと便利になります。
リピートタスクの場合には、タスクごとに「やりたい時間帯」というのがあるはずです。「メールチェックは、毎回、お昼一番にやりたい」というような具合です。
リピートタスクに「セクションラベル」を設定しておくと、そのタスクは「本来やりたい時間帯」に、常に自動で表示されるようになります。
セクションラベルを設定するには、タスクシュートのメニューから、「セクションラベル設定」を選択すればOKです。
節内ソート順
セクションを使いこなせれば、一日の流れが明確に把握できるようになりますが、さらに進むと「セクションの中での並び順」もカスタマイズしたいと感じるようになってきます。
そのときに登場するのが「節内ソート順」という機能です。
図の一番右側、「節内S」という欄の下にある4桁の数字、これが節内ソート順です。
この4桁の数字は、大まかな時間を表しています。「0705」だったら、7時5分という具合です。厳密でなくても構わないのですが、ここに「4桁の数字」で時間を入れてやることで、同じセクションの中でも、この「節内ソート」の数字が若い順番に並べ変わります。
注意点としては、
●並び替えのときには、あくまでセクションが優先するので、「セクション内での並び替え」に使う。
●節内ソートの順番が反映されるのは、「基準日」の翌日以降のタスクになるので、「基準日」当日のタスクの並び替えには使えない。
セクション、セクションラベル、節内ソートまで使えるようになれば、「TaskChuteを見れば、その日のタスクのすべてが、やるべき順番に並んでいる」という状態を作ることができて、上からダーッとこなしていけばいい、というタスクシュートの醍醐味を感じることができる状態になります。
このシリーズ「エクセル初心者に贈るタスクシュートことはじめ」の一覧
- タスクシュートを入手して最初にするべき設定
- 時間の記録を取る方法
- リピート設定・使い方まとめ
- 時間の記録を取るときに感じた疑問と答え
- タスクシュートで一日の流れをデザインする(セクション活用法)
- タスク並び替えをマスターする
- タスクシュートをホーム画面に!リンクの使い方&活用例
なお、使い方にかぎらず、タスクシュートのメリット、効果をまとめた記事はこちらを。