このブログでは、書評、ブックレビューをよく書きます。

書評というのは、ネタ切れすることのない無限のネタ元でありながら、いざ書くとなるとエネルギーが要ります。

本を読み、印象に残った点を整理し、自分の言葉で内容をまとめ直すには、かなりの時間がかかるものです。

ただ、書評を書くことによって、読むだけよりも確実に理解度は高くなり、得られるものが多いことも事実です。

今回は、書評を書くときにどういう手順を踏んでいるのかをまとめてみたいと思います。なお、私は速読のような特別な読書スキルを持っているわけではありませんので、誰にでもできる方法です。

●印象に残ったフレーズに目印をつけていく
●Evernoteに読書メモを書き起こす
●読書メモから、さらにフレーズを厳選して、書評を作る

 

印象に残ったフレーズに目印をつけていく

まず、本を読むときには、あとで書評を書くことを前提で読みはじめます。

読みながら、印象に残ったフレーズ、覚えておきたい言葉があれば、目印をつけていきます。

付箋を使ってもいいでしょうし、面倒くさいという方はドッグイヤーにしてもいいと思います。

ただ、付箋だとカバンに入れたときにクシャクシャになってしまうし、ドッグイヤーだと角っこだけ厚さが増して本がふくらんでしまう。

私は、それがどうにも好きになれず、ブックダーツを使っています。ちなみに、ブロンズやステンレスなど、何種類かありますが、ブロンズは一度触ると、手垢が目立つので、ステンレス派です。

とにかく少しでも気になったフレーズがあれば、どんどんブックダーツを挟んでいきます。この時点では、あまり選別をしません。ちょっとでも引っかかるものがあれば、どんどんチェックをつけていきます。

 

Evernoteに読書メモを書き起こす

本を読み終わったら、今度はブックメモを作っていきます。

ブックダーツを挟んだところを再度、読み直しながら、特に気に入った部分を、Evernoteに文字起こししていきます。

と言っても、文字起こしするのは、なかなか大変です。

なので、ブックダーツをつけたものの中で、書き写す価値があると思うものだけに絞ります。

そのときに地味に活躍するのが、こいつです。

PCに入力するときには、両手を使いたいので、本を開いたままにしておきたい。そんなときに、このクリップで挟んで、開いたままにしておくことができます。

これがあるのとないのとでは、読書メモを作る「面倒くささ」が全然変わります。

 

読書メモから、さらにフレーズを厳選して、書評を作る

さて、読書メモができたら、それをもとに書評を書いていくのですが、書き始める前にどんな形でまとめるかをざっくりと考えます。

いろいろな書き方があると思いますが、私がよく意識するのは、次の3パターンです。
(1)ポイント羅列型
(2)要点紹介型
(3)フレーズ紹介型

(1)ポイント羅列型というのは、本を読んで印象に残った部分や要点を、「○○を読んで分かった、速読のための10のポイント」というような形で、羅列して紹介していく形の書評です。長めの記事になりやすく、労力もかかりますが、自分の備忘録としても最適ですし、本の内容もよく分かるので読み手にとっても「おいしい」書評だと思います。

(2)要点紹介型というのは、その本の要点をざくっとまとめて書く方法です。ポイント羅列型が長い記事になりやすいのに対して、要点紹介型は、コンパクトに本の内容を紹介するのが特徴です。

(3)フレーズ紹介型というのは、本全体というよりも、特に気になった一節を書き出し、それについて、自分の感じたことを書き足す形です。私は、『ローマ人の物語』のように、小説の書評も書くことがありますが、そのときには、ポイント羅列や要点紹介は使いにくいので、このフレーズ紹介型をよく使います。

私の場合には、いわゆるスゴ本はポイント羅列型、いい本は要点紹介型、小説はフレーズ紹介型という使い分けが多いです。あとは、それぞれの型に従って、書き進めていくだけ。

 

書評を書くには、かなりの労力が要ります。

でも、その労力に見合うだけの価値は確実にあります。特に「本を読んでも、読むだけで終わりになってしまう」という場合には、書評を書くことで、グッと自分の血肉にしやすくなると思います。