ずいぶん前から引っかかってはいたものの、読むまで至らなかった本がありました。

『人生がときめく片づけの魔法』です。

引っかかったきっかけは、No Second Lifeで立花さんが書かれたレビューを読んで、「単なる片づけ本じゃないみたいだな」と感じたこと。

大掃除しようぜ!人生がときめく片づけの魔法12の法則 | No Second Life
とは言っても、そこまで優先順位が高くなかったので、「ちょっと気になっているレベル」でした。

先日、本屋に立ち寄ったところ、ちょうど目にとまったので、他の本のついでに買ってみました。

そうしたら、いい意味で期待を裏切られました。

感想を一言でいえば、「片づけの本というよりは、生き方にヒントをくれる本だな」

「なんで?」と思われるでしょうか。その理由も含めて、さっそく、ご紹介しましょう。

 

片づけは「自分と向き合うこと」

著者である、こんまりさんの片づけ講座はリバウンド率が0だといいます。

普通、片づけをしても、時が経つにつれて、ごちゃごちゃしてきてしまうもの。

それがリバウンドしないとはどういうことでしょうか。答えは、こんまりさんの片づけに対するスタンスにあると思います。

モノを選ぶ基準について、私が出した結論はこうです。「触ったときに、ときめくか」(中略)ポイントは、必ず触ること。(中略)結局、お部屋も持ちモノも「自分が幸せになるため」にあるのでなければ意味がないと私は思います。だから、モノを残すか捨てるか見極めるときも、「持っていて幸せかどうか」、つまり、「持っていて心がときめくかどうか」を基準にするべきなのです。(p63)

最初読んだときは、「え? こんなんで片づくん?」と不安に思いました。

リバウンド率ゼロの前に、ときめくかどうかなんて曖昧で感情的なもので、そもそも片づけが進むんだろうか、と。

もちろん、読み進めていくうちに、もう少し具体的な片づけ方法なども登場するんですが、根っこの主張は、とてもシンプルです。

持っていて心がときめくもの、嬉しいもの、楽しくなるものだけに囲まれて生きることができたら、それってとっても幸せですよね。逆に、持っていても楽しくないものを持っているって不自然なことだと思いませんか、という一点。

しかも、それを単なる「モノの片づけ」だけで終わらせず、

自分という人間を知るには、机に向かって自己分析したり、人に話を聞いたりするのももちろんよいけれど、片づけするのが一番の近道だと私は思います。持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの。片づけは、本当に好きなモノを見つける自分の棚卸しでもあるのです。
(p231)

「片づけ」を通じて、「自分が何を大切にしているのか」を見つめなおす。

それを見つめなおしながら、片づけをすると、捨てたモノは「持っていても楽しくないもの」ということです。そこまで納得してから捨てるからこそ、リバウンドすることがないんだろうと思います。

「要らないものを捨てていく、今の自分から引き算していくことで、本当に自分が大切にしたいものが発見できる」、だから片づけをきっかけに人生が変わる人が出てくる。

確かに、自分の大切にしたいものに気づくことができるならば、それは何よりも価値のあることであり、本当に「片づけの魔法」かもしれません。

 

片づけの鉄則

そんな素敵な片づけですが、こんまりさんは、鉄則は2つしかないと言います。

片づけ法に小むずかしい分類はいりません。片づけで必要な作業は「モノを捨てること」と「収納場所を決めること」の二つだけ。大事なのは「『捨てる』が先」の順番だけ。(p45)

まずは、モノを捨てること。先に収納を考えてしまうと、結局、使わないもの、要らないはずのものに囲まれてしまいます。

むしろ収納を増やせば増やすほど、「持っていたことさえ忘れている」モノが増えていく。結局、大量の使われないモノが、場所だけ占領しているという、本末転倒な感じになってしまいます。

まずは、自分が持っていたいものかどうかを確認しながら、モノを整理して、残った大好きなモノだけを収納し、大切にしていく。

そうして、自分の生活を理想の暮らしに近づけていく。そのための片づけです。

 

読んだら片づけしたくなる

読んでいる最中には、こんまりさんの「片づけの鬼」エピソードがところどころ入っていて、くすっと笑ってしまいます。

とっても気軽に読めますが、でも、読み終えた後は、やっぱり片づけをしたくなります。

もう少し正確に言うと、「自分の大切にしているモノをもう一度確認したくなる」「今の自分に必要でなくなったものを整理したくなる」という感じでしょうか。

「片づけ」を、単純に、「ゴミ捨て」や「収納の工夫」だけで終わらせてしまうのはもったいない。

「自分にとって何が大切で、何が要らないものなのか」

この夏にそんなことを考えながら片づけをしてみるのも、悪くない過ごし方だと思いました。

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