私は、時間についてはTaskChuteというツールで、お金については自作の家計簿で記録を取っています。

記録を取り始めたとき、不思議で仕方がなかったことがあります。

それは、「同じことをしているはずなのに、記録を取ると、それに対する評価が変わる」ということです。

抽象的で分かりにくいと思うので、例をあげましょう。

TaskChuteで、時間の記録を取り始めたころ、「なんでこんなに無駄な時間を使っているんだ」と思いました。

でも、不思議です。

TaskChuteを使う前と、使う後、自分の時間の使い方が変わっているかといえば、それほど変わっていません。

むしろTaskChuteを使っている間のほうが、無駄な時間を減らそうと努力をしていました。

それにもかかわらず、私がした評価は、「なんでこんなに無駄な時間を…」というものでした。

TaskChuteを使うまでは、一度もそんなふうに思ったことはなかったのに、です。

なぜだろうと考えると、実は「TaskChuteを使っていないときには、自分が時間をどのように使ったかを全く気にとめていなかった」というだけの話でした。

それが、TaskChuteを使うことによって、記録が残り、見えるようになったことで初めて、自分の時間の使い方を評価できるようになりました。

現代経営学の父、ドラッカーも、このように語っています。

記憶自慢の人に時間をどう使っていると思うかをメモしてもらい、そのメモを何週間か預からせてもらう。その間実際に時間の記録をとってもらう。思っていた時間の使い方と実際の記録は似ていたためしがない。
『経営者の条件』

TaskChuteを使う前には、「そうは言っても、そこまで記憶と記録と、違わないだろう。ちょっと誇張して書いてるんだよな」なんて思っていました。

でも、実際に、記録を突きつけられると、さすがドラッカーの慧眼と言うべきか、自分の記憶とは似ても似つかないものが、そこにありました。

 

ログがないと、振り返れない

「見える化が大切だ」というのは、本当にその通りだと思います。

「見えないもの」は、管理もできなければ、評価もできないのです。

何かを変えようと思ったら、まずは、それを「見えるようにする」ところから始める。

見たくもないものかもしれませんが、それをあえて目の前に引っ張りだす。それがスタートなんだと思います。

逆に言えば、見えるようにさえできれば、いくらでも改善のチャンスはあるということです。

「見えないものは管理できない。見えるようにするところから改善が始まる」

心がけておきたいことです。

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