頑張っているのに思うように進まない。

そんな体験は、誰しもあると思います。

私にもたくさんありますが、その中でも多かったのが「目的と手段のすり替わり」。

今回は、私の経験を振り返って、目的と手段が入れかわってしまったエピソードを交えながら、対策を考えてみたいと思います。

●すり替わり体験(1):フレームワークを知ったとき
●すり替わり体験(2):タスク管理ツールを使ったとき
●すり替わり体験(3):ブログを更新しているとき

 

目的と手段のすり替わり(1):フレームワークを知ったとき

少し前の話になりますが、3Cや4Pといったフレームワークを初めて知ったとき、見事に「目的と手段のすり替わり」を体験しました。

フレームワークはとても便利なものです。

知ったばかりのときには、「新しい道具をとりあえず試してみたい」と、3Cや4Pを使ってみたくてうずうずしていました。

そして、「出会ったものに片っ端から、3Cをあてはめて考える」といったことをやりました。

 

フレームワークというのは、あくまでツール。

考えを整理して、他の人とスムーズにコミュニケーションを取るためのサポーターにすぎません。

なのに、「知ったフレームワークをとりあえず使ってみたい」という気持ちになっていた私は、別のフレームワークを使うべきところで、無理やり3Cをあてはめるようなことをしたんですね。

ノコギリを使うべきところでトンカチを使っているようなもので、まったく本末転倒です。

「新しく知ったものを使いたい」という気持ちが先走り、「何のために使うのか」を考えることなく闇雲に使っていました。

 

目的と手段のすり替わり(2):タスク管理ツールを使ったとき

タスク管理ツールを知ったときにも、目的と手段がすり替わりました。

私は、TaskChuteというタスク管理ツールを使っていますが、すり替わりを経験したのは、使いはじめて間もない頃。

TaskChuteを使う中で、「まだ使いこなせていない」と感じることが多くなりました。

そこで、TaskChuteの使い方やコツを公表しているブログを読み、真似をしはじめたものの、ほとんどうまくいきませんでした。

いつのまにか、「何のためにTaskChuteを使うのか」という自分の軸を忘れてしまって、「TaskChuteをもっと使いこなすにはどうするか」ばかりを考えていたからだと思います。

TaskChuteを手にとったとき、そもそも「このツールを使いこなしたい」なんて思っていませんでした。「もっと時間を上手く使えるようになりたい」と思っていたんです。

「時間を活用する」のが目的で、TaskChuteはあくまで手段のはずでした。

でも、いつのまにかそれを忘れて、「TaskChuteを使いこなす」のが目的のようになっていました。

秘書(TaskChute)に使われる上司(自分)のような、おかしな状態になっていたと思います。

 

目的と手段のすり替わり(3):ブログを更新しているとき

ブログを運営するなかでも、目的と手段のすり替わりを経験しました。

最初のうちは、いいんです。

自分のブログがそれほど有名でもなく、アクセスも少ないのを知っていますから、「何のためにブログを始めたのか」を見失わずに、継続しやすいと思います。

すり替わりが起こりやすいのは、予想以上にバズったり、他のサイトで紹介されたりした後です。

アクセス解析を見ると、「これが自分のブログだろうか…?」と思うほどのアクセスがあったりします。

PVがどんどん増えていく。楽しくて仕方がない。

ブログを運営していて、とても嬉しい瞬間なんですが、一過性なんですね。

バズが過ぎ去ったあとに来るのは、寂しさ。「普段通り」に戻っただけのはずなのに、なんだか「こんなにPV少なかったっけ」と感じたりします。

そうしたとき、何のためにブログを始めたかを忘れて、「バズを狙うにはどうすればいいか」とか「アクセスを上げるにはどうすればいいか」とかを考えるようになってしまいがち。

これも、代表的な目的と手段のすり替わりじゃないかと思います。

 

「楽しかったものが楽しくなくなる」というサイン

こうした目的と手段のすり替わりは、注意していないと、すぐ起きてしまいます。

いや、注意していてもハマってしまうくらい、気づかないうちに起こるものです。

 

ただ、今まで何回もすり替わりを経験して、共通していた「サイン」がありました。

「目的と手段がすり替わると、今まで楽しかったものが楽しくなくなる」ということです。

だから、私は、そういう症状が出てくると「目的と手段が入れ替わっていないか? そもそも何で始めたんだっけ? 目的は何だっけ?」と問いなおしてみることにしています。

今まで楽しかったものが楽しくない。

やりたかったことのはずなのに、やっても苦しいばかり。

そういうときには、いったん立ち止まって自分の心の声に耳を傾けてみる。「何のためにやってるんだっけ?」と問いなおしてみる。

それが大事なことなんじゃないでしょうか。

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