「世界は、あなたをあなたが名乗った通りに遇する」

この一節は、私が自己啓発書を読み漁り、セミナーを受け、心理学をかじった末に、そのエッセンスを一言で表したらどうなるかを考えて行き着いたものです。

もう少し詳しく説明しましょう。

名乗りから始まる

ここで少しイメージしてみてください。

あなたは旅をしています。

前の町を出てから一週間、次の町にたどり着きました。

ここに来るのは初めて。

町の周りには、塀がそびえていて、入り口には大きな門と警備をしている男が二人います。

どうやら警備の男たちは、町に入る者全員に怪しいものでないかチェックをしているようです。

門に向かう列の最後尾に並び、順番を待ちます。

待っている間、他にすることもないので、門番とどんなやり取りをしているのか聞き耳を立てます。

 

大きな馬車をひいた男が前に出ました。

門番は訪ねます。「お前は、何者か?」

「へい、私は行商を生業とするものです。今回は他の町の特産品を持ってまいりました」

門番は応えます。「そうか、なら町の西に行くといい。お前のような商人が集う市がある」

「へい。ありがとうございます」

商人は、町の西に向かって消えていきました。

 

待ちくたびれたと言わんばかりに次の男が門番の前に進みます。

門番は問いかけます。「お前は、何者か?」

「オレは、この町の自警団に興味があって来たんだ。最近は、治安が悪くなって自警団が人の募集をしていると聞いたんだが」

門番は答えます。「それなら町に入って、すぐに東に行け。自警団の施設がある」

「ありがとよ。じゃあな」

男は急ぎ足で町のなかに消えていきました。

さらに何人かが同じようなやり取りを繰り返し、自分の番が巡ってきました。

門番は問いかけます。

「お前は、何者か?」

名乗りの元になるのは自己イメージ

少し物語風に書いてみました。

私たちはいつも「お前は何者か?」と問いかけられていて、それにどう答えるかで違う場所に案内されています。

もう少し言葉を足していえば、「自分はこういう人間だ」と名乗ったら、それに相応しい場所に自然と連れて行かれる、ということ。

私たち全員、「自分はこういう人間だ」という自己イメージを持っています(自覚しているかどうかは別にして)

自分はこういう性格だ。

こういう仕事は向いているし、逆にこういう仕事は合わない。

自分はこういう会社に勤めていて、こんな仕事をしている(あるいは、組織には合わないのでフリーランスとして働いている)

自分はこんな趣味がある(逆に趣味はない)

こんなふうに、だいたい「自分ってこんな人間だ」というイメージ。

それにもとづいて、「自分はこういう者だ」と名乗るわけですが、その名乗りによって、勇者だと名乗れば勇者として遇され、商人だと名乗れば商人として遇される。

もちろん名乗っても実態がともなわず、「相応しくない行動」をしたりすれば、「本当は違うじゃないか」と糾弾されることになるわけですが。

それはそれとして、自分を「どんな人間だと思うか」、世界に向かって「どう名乗るか」

これが人生を変える鍵じゃないかと感じていたりする今日この頃です。

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