今回は、読書の記録がもたらしてくれるメリットについてお話しましょう。

読んだ本の記録を残すようになってから数ヶ月。

たったそれだけの期間でも、記録からいろんな収穫が生まれています。

以前の私は、「読んだけれども、読みっぱなし」というケースがけっこうありました。自分でも、もったいないなぁと思っていたんです。

そこで、読書の記録をつけはじめたんですが、アイデアが生まれたり、ブログのネタが生まれたり、「本を一度読んで終わり」にしていた時には得られなかったものをたくさん得ています。

確かに一手間かかる読書メモの作成ですが、効果は確実に出てきます。劇的ではないんですが、自分の知の畑を耕しているような感覚。

確実に実りが増えてきているのを感じます。

それでは、私がやっている読書の記録について、やり方をご紹介しましょう。

何をいつ読んだかの記録

まず、本を一冊読み終わったときには、Excelのシートに、タイトル、著者名、読み終わった日を打ち込んでおきます。

こんなシートです。

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また、ハイパーリンクで「作った読書メモ」と「ブログに書いたその本の書評」に飛べるようにしてあります。

ここを見れば、何の本をいつ読んだか、書評を書いているかどうかがすぐに分かります。

本の中身を記録する方法

読書中にすること

また、「いつ何を読んだか」だけではなく、読み終わった本の中身を読書メモに残します。

読んでいるときに、気になったところに印をつけておいて、読後に「参考になるな」と思う部分をメモします。

私が使っているのはブックダーツ。後から見返すときに目印になればいいので、付箋でもドッグイヤーでも何でもいいんですが、マーカーは使いません。

マーカーは、どの部分をマークしたのか本を開かないと分からないので、外から見てもパッと分かるブックダーツが好みです。

読書の記録にEvernoteを使う理由

本を読み終えたら、すでに書いたExcelのシートに日付と本のタイトル、著者名を書き加えます。

次に、読書メモを作ります。読書メモを作ることができる専用のwebサービスはいくつもありますが、私はEvernoteを使っています

理由は次の3つ。

  • 検索しやすい
  • Evernoteなら常にデスクトップで開いている
  • サービスの将来性

検索しやすい

せっかく作った読書メモですから、いざ使いたいときに探しやすいことが必須条件です。その点、Evernoteの検索なら、必要十分な機能を持っています。

Evernoteなら常にデスクトップで開いている

また、参考にしたい、調べたいと思ったときに、パッと検索できることが大事だと思っています。その点、Evernoteなら常にデスクトップで開いています。

探したいなと思ったときに、わざわざ何かのサービスを立ち上げる必要がありません。

サービスの将来性

また、webのサービスには、突然、サービスが打ち切られてしまうものも多くあります。

誰にも保証はできませんが、Evernoteほど愛用者の多いサービスであれば、他のものに比べて長く続く可能性が高いだろう、と思っているのも理由の1つです。

記録の作り方

Evernoteに読書の記録用のノートを作ったら、読み終えた本を開いて、ブックダーツで目印を付けたところを見返しながら、文字起こししていきます。

と言っても、文字起こしは時間がかかるので、書いてあることをそのまま入力するわけではありません。

次のようなポイントは、自分で概要をまとめて入力しておきます。

  • 人に語れるような説得力のあるエピソード
  • 素直に「へぇ」と思った知識
  • 実践してみようと思ったノウハウ

例外として、後で引用できそうな気の利いたフレーズは、書いてあるまま文字起こしします。

また、最近は、音声入力の精度がかなり上がってきているので、iPhoneのEvernoteアプリから音声でざくっと入力して、後で細かい点を手直しする、という方法も使っています。

読書記録の活かし方

こうして作った読書記録は、毎朝、1ノートずつ読み返すようにしています。

読み返すと言っても、要点だけがまとまっているので、かかる時間は5分弱。あっという間に、どんなことが書いてあったか振り返ることができます。

読書メモから、その時に悩んでいるテーマへの答えが見つかることもあるので、かなり貴重な習慣です。

書評をブログに書く

ここまでの読書記録でも、読みっぱなしに比べたら、本の身につき方がまったく変わります。

ただ、できるなら、ブログに書評を書くのが一番効果的です。

すでに読書記録が手元にあれば、書評記事を書くのも随分ラクになります。

読書の3つの記録が残る

このやり方をすると、1冊読書をするたびに次の3つのログが残ることになります。

  • 「いつ何を読んだか」が分かるExcelのシート
  • その本で「印象に残ったこと」が分かるEvernoteの読書記録
  • 書評が書いてあるブログの記事

この3つを最初のExcelのシートにまとめて、ハイパーリンクですぐに飛べるようにしてあるわけです。

こうすると、Excelのシートを開くだけで、いつ何を読んだか、その本の印象に残ったところはどこだったか、その本について自分が書いたレビュー記事まで一発で呼び出すことができます。

読書の記録は自分のデータベース

こうした作業をして感じるのは、読書のメモや書評(ブックレビュー)を書くのは、自分のデータベースを作る作業だということ。

メモを残したり、レビュー記事を残しておくと、それを読み返すだけで、その本の内容をかなりの部分思い出すことができます。

これをいつでもアクセスできるデータとして持っておくのは、豊かな自分専用のデータベースを持っているようなものです。

アイデアが枯れてしまったときにも、そのデータベースをしばらく眺めていると、何らかのネタが浮かびます。

収穫が欲しいなら、畑を整備すればいい。

データベースの整備はとても地味な作業ですが、そこから得られる実りは計り知れません。