「成果を出すためには、今に集中することが必要だ」

これ自体は「そのとおりだな」とうなずけます。

ただ、今に集中するというのは、思いのほか難しい。

油断すると、邪魔するやつが割って入ってきて、集中を乱すからです。

第三者に邪魔されることももちろんありますが、それ以上に、やっかいな存在が2つあります。

「過去」と「未来」というやつです。

逃れられない「過去」と「未来」

この過去と未来がやっかいなのは、「自分から切り離せない」という点です。

第三者であれば、一人になれる環境を整えることで、邪魔されなくなります。

けれど、過去と未来という邪魔者は一人になったときほど、忍び寄ってくるものです。

過去は、こんなふうにささやきます。

「今までいろいろやってきたけど、結局大して進んでないじゃないか。これからもどうせ同じだろう?」

 

未来は、こんなふうにささやいてきます。

「なあ、そんなのやって何になる。報われる保証なんてどこにもないんだぞ。失敗したらすべてがムダだ。そのへんでやめとけよ」

この「過去を引きずる」と「未来への不安」の2つが、今を精一杯生きる邪魔をするんです。

「過去」と「未来」を預ける

でも、こんなささやきに耳を傾けていては、「今を全力で生きる」なんて不可能です。

だから集中したいときには、「過去」と「未来」をいったん遮断する必要があります。

と言っても、自分の力だけではなかなか難しいので、ツールの力を借ります。

私の場合には、「今に集中する」のを手助けしてくれるのは、TaskChute(タスクシュート)です。

ツールは何でもいいと思うんですが、とにかく「これを見たら、今やることがすぐに分かる」という環境を作っておくことで、「過去」と「未来」をいったん脇において、「今はこれ」と集中しやすくなります。

 

それでも、過去や未来から不安の声が聞こえてくるときには、「武器」を引っ張り出します。

その武器というのは、Evernoteに入っている「毎日のレビュー」です。

毎日の記録が数行でも残っていれば、「今まで大したステップアップしてないだろう」とか「こんなことして意味があるのか」といったささやきに対して、自信をもって反論することができます。

「いや、少しずつだけれど確実にステップアップしている」と。

今をどう充実させるか

結局、夢を叶えたいだとか、人生を変えたいと思っても、できることは「今を充実させる」ことだけです。

過去を引きずったり、未来から不安の声が聞こえたりしても、「人生を変える」という点から考えれば、そんなものには何の価値もありません。

意味を持つのは「今、何をするか」この一点だけしかない。

ならば、今を精一杯生きることを邪魔するものは徹底して取り除いていきましょう。