今日は、「臆病者のチャレンジ学」を書いてみます。

最近、私のなかで「チャレンジ」という言葉のイメージが大きく変わりました。

以前は、チャレンジするには勇気が必要だと思っていました。

エイヤ!って今までの生き方から飛び出して人生を大きく変える、そんなイメージ。

けれど今は、勇気なんかより、もっと大切なことがあると感じるようになりました。

もう少し詳しくお話しましょう。

チャレンジするとき勇気よりも大切なこと

外から見たらチャレンジ、自己イメージでは離陸

以前、立花岳志さんの『サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法』を読んだときのことです。

とても印象に残った一節がありました。

十分な準備ができているとき、僕たちは「勝負」などする必要がないのです。正しい決断、判断をすればいい。(中略)まわりから見れば、ただブログを書くサラリーマンだった僕が40際を過ぎて突然、「独立する」と言い出したので、大ばくちを打ったという印象を持った人も多かったようでした。でも僕自身は、3年近くの長い準備期間をもって支度してきていたので、それはもう「勝負」というより「離陸」に近い感覚でした(p68-71)

問題点を潰しチャレンジを「日常の判断」にする

また最近、吉越浩一郎さんと立花岳志さんの共著『クラウド版デッドライン仕事術』を読んだところ、吉越浩一郎さんの担当された部分でも心に残ったフレーズがありました。

一つ一つの問題点を細かく潰していき、解決した段階でまた出てきた問題を潰す、という日常的な「判断」を繰り返していくと、やがて問題ではなくもっと前向きの課題に挑戦していく、という状態になります。(中略)トリンプの早朝会議を見学に来た方で、重要な案件がほんの2分ほどで次々処理されていくので、最初は重要な案件が処理されているとは気付かなかった、というケースもありました。(p34)

この両方を読み、自分の中で「チャレンジ」に対するイメージが変わりました。

チャレンジは賭けなのか

一般に「チャレンジ」と言うと、一か八かで、やってみないと分からないものというイメージがあります。

「成功すれば大きな成果をもたらすけれども、成功率は高いとはいえず、失敗したら大変なことになる」

事実、やってみないと分からないのはその通りですし、不確定な部分は最後までつきものなので、それをゼロにすることはできません。

けれど、不確定の部分がゼロにならなくても、成功率30%の賭けを、成功率70%の賭けにすることはできます。

「勝てる戦いだ」と思ったときには、一か八かの勝負なんてする必要はない。

賭けに勝っている人たちは、賭けに強いのでも何でもなく、逆に普段から細かい準備をすることで「チャレンジから賭けの要素を取り除いている」んだと感じました。

賭けの要素を取り除く

つまり、周りからみたら、チャレンジと言われるような大きな飛躍であったとしても、本人にとっては自然な動きに過ぎないということ。

「小さな成功」や「小さな判断」を繰り返していった結果、「ここで踏み出すのが自然だ」と判断しただけ、ということです。

「自分の好きなことをして生きよう」「人生を変えよう」

そう志したら、必ず「でも大丈夫なんだろうか」「生活できるんだろうか」といった不安を感じます。

その時に必要なのは勇気じゃない。

あまりに強く不安を感じるのであれば、そのチャレンジは「負ける確率のほうが高い博打だ」ということです。

勝つ人たちは、負ける戦いには賭けません。

負ける確率のほうが高いと思ったなら、一歩立ち止まって、今できる「小さな判断」「小さな行動」を繰り返していきます。

そうして力を蓄え、勝負を「一か八かの賭け」から「勝てる戦い」へと変えてしまいます。

そこまで行けば、むしろ勇気を発揮するのは、最後のひと押しだけ。

「チャレンジしたいけど、勇気がない」「不安で仕方がない」

そういったときには、一歩立ち止まって考えたほうが良さそうです。

「どうしたら勇気が出るんだろう」じゃなく。

「勇気が要るってことは、負けるかもしれない賭けをしようとしてるだけなんじゃないか」

「このチャレンジから賭けの要素を減らすために今できることは何だろう」

そんな風に自問自答を続けると、一か八かのチャレンジを「勝てる戦い」に変えていくことができます。

勇気がないと嘆くより、勇気がなくてもできるレベルまで、勝てると確信できるレベルまで、力を蓄えることが大事なのではないでしょうか。

それこそが、勇気の要らない「臆病者のチャレンジ学」です。

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