僕が今持っているテーマの一つは、「自己イメージ」です。
今までいろんな本を読んできましたし、セミナーも聞いてきました。
いろんな「夢を叶える方法」が出てきました。
けれど、結局のところは「自己イメージをどう作り上げるか」という一点を、違ったやり方で言っているだけなんじゃないか。
方法があれこれあるように見えて、やろうとしていることは「自己イメージづくり」な気がする。
そんな風に感じています。
今回は、自己イメージづくりの一つとして「ミッションステートメントを作り定期的に見返す」を取り上げたいと思います。
ミッションステートメントとは
「ミッションステートメント」
「自分の人生の目的地、果たしたいミッションを、文章にして書き出す」というやつですね。
ミッションステイトメントがこれだけ有名なのは、やっぱり『7つの習慣』に登場するのが大きいでしょう。
しっくりこなかったミッションステートメント
僕自身も、一度ミッションステートメントを書いたことがあります。
「ミッションステイトメントを作ったほうがいい」という話は数えきれないほど聞きましたが、「作らないほうがいい」という話は一度も聞いたことはありません。
それで、漠然と「やっぱり作ったほうがいいんだろうな」と思って、書いたことがあります。
ただ、作ったはいいものの「何のために書くのか」をあまり突き詰めていませんでした。
『7つの習慣』に書いてある通りに、「自分が死んだときに何と言われたいか」を考えて書いてみたものの、そうやって作ったミッションステートメントは、「今の自分との距離感」がかなりあったのが正直なところです。
作ったはいいものの「いつかやりたいことリスト」くらいのものになってしまって、今の自分を変えるインパクトが少なかったんです。
ミッションステイトメントを作る理由
ミッションステートメントを書くことは、確かに役に立ちます。
けれど、それはミッションステートを作ることが大事、というよりは、書くプロセスの中で、「自分と対話しながら、何を大事にしたいのかを明確にしていく」のが大事なポイントだと感じます。
言葉を変えれば、「自分が死んだときにどう言われたいか」や「人生で何を達成したいのか」という、今の自分と距離のある書き方ではなくて。
「自分はどんな人間でありたいのか、どんなことを大事にしたいのか」という視点から書き直してみる。
「自分はこういう人間でありたくて、これを大事にしたい」という自己イメージを自分で定義するのが、ミッションステートメントです。
こういった取り組みは、体質改善に似ています。
劇的に「これで何がこう変わった!」と断言することは難しい。
ですが、確実に変化を起こしていきます。
僕自身、ミッションステートメントを書いたことで、とても楽になりました。
「自分はこういう人間でありたい」というポリシーを見返していると、人からどう思われるだとか、評価されないんじゃないだろうかとか、そういった心配がどんどん薄らいでいきます。
人生の舵は自分が握っている感覚がありますし、それと同時に自信も感じられるようになりました。
自信といっても、それは「今の自分が十分だ」という感覚ではまったくなく、「まだ伸びていけるし、今の自分が不十分でも、いずれは十分なレベルに到達できる」という「伸びしろへの信頼」と言ったほうが正確かもしれません。
まとめ
まとめましょう。
- ミッションステイトメントは、「遠い将来にやりたいこと」「死ぬまでに実現したいこと」ではない
- 今この瞬間、自分がどんな人間でありたいか、何を大事にしたいかにフォーカスして書く
- 書くことそのものよりも、文章を書き上げる途中で、自分との対話がおきるのが大切
以上、「ミッションステートメントで自己イメージを変えていくためのポイント」でした!
なお、ミッションステートメントの書き方については、こちらもどうぞ!