目標設定。

お正月や新年度といった節目になると、必ず出るテーマです。

「今年はこれをやろう!」って。

けれど、二週間もすれば忘れ去られてしまう。

残念ですが、仕方ない面もあります。

というのは「目標を立てなさい」とは言われますが、「こうしたら三日坊主にならない目標ができますよ」なんて教わった記憶がないから。

「勉強したらいいですよ」と言うだけで、効率的な勉強の方法を教えてくれないようなものです。

成功する目標設定のコツが分かっていたら、どんなにいいか。

確実に人生を変えるスキルになるはずです。

そこで、今回は「成功する目標設定の8原則」をまとめてみましょう。

成功する目標設定の5ステップ

そんな意味のある目標を設定するために必要なステップは、以下の5つ。

  1. やりたいことを目標にする
  2. 量を書き出す
  3. 目標を整理する
  4. 進捗を管理する
  5. 振り返りの習慣

やりたいことを目標にする

目標を設定するときに、私たちは「やらないといけないこと」「やったら得なこと」を中心に考えがちです。

例えば「やっぱり英語ができたほうが有利になるし、勉強したほうがいいよな」と理屈で考える。

「時間をどう捻出したらいいか。やっぱり早起きだな」といって、早起きの習慣を身につけるって目標を立てる。

それはそれで大事なことではあります。

が、もっと大事なのは「理屈抜きで、やりたい」「説明できないけど、好き」から生まれる目標です。

「理屈抜きでやってみたいこと」こそ、自分が本当にやりたいこと。

好きな食べものを「どうして好きなの?」とわざわざ説明したりしないのと同じで、やりたいことを掲げるのに理由は要りません。

「やりたい」を押し込めて目標を設定をしても、全然楽しくない「やったほうが得なことリスト」ができるだけ。

そんな目標では楽しくありませんし、継続できないのも当然です。

だから、普段の生活で埋もれてしまいがちな「素直なやりたい」を表に引っ張りだすこと。

それが細かなテクニックよりもずっと大切なことです。

量を書き出す

やりたいことを引っ張りだすためにはどうしたらいいか。

頭のなかに浮かぶものを、とにかく書き出すこと。

「ちょっと難しいかもなぁ…」「こんな些細なこと…」なんて感じたとしても、どんどん書いていきます。

この段階で大切なのは、自分の中から出てくる興味、「やってみたい」をいったん全部吐き出すこと。

整理は後からできるので、実現可能性、目標のサイズ、やりたいことかやるべきことか、そういったことは一切考えずに。

そうしたら混沌としたリストが出来上がるはずです。

ひょっとしたら、「ハワイに行って楽しむ」と「新しいゴミ箱を買う」って目標が並ぶかもしれません。

でも、それでいいんです。

それじゃあ、準備はいいでしょうか?

紙とペンを持って。真っ白な未来のスケジュールを、ワクワクすることで埋めていくようなイメージで。

書き出してみましょう!

目標を整理する

先ほどのステップで、雑多なやりたいことが並んだリストが出来上がったと思います。

ここからは整理のステップ。

次の段階を踏むのがいいでしょう。

  1. 「すぐにやる」と「そのうちやる」
  2. 「すぐにやる」を「達成系」と「習慣系」に分ける

時系列で分ける:「すぐ」と「そのうち」

書き出した目標は、すぐできるものから、時間がかかるものまで多岐にわたっているでしょう。

まず、これを「すぐにやる」と「そのうちやる」に分類します。

目標の種類で分ける:「達成系」と「習慣系」

「すぐに手をつける目標」と「そのうちやる目標」の2つのリストが出来たら、「そのうちリスト」はいったん脇においておきましょう。

「すぐに手をつけるリスト」には、次の2つが混ざっているはず。

  • 達成系の目標
  • 習慣系の目標

達成系は、「●●を買う」「●●に旅行に行く」といった目標。

一過性で、明確に終わりがあるのが特徴です。

一方、習慣系は、読書や英語の勉強といった終わりがないものをいいます。

「本を50冊読んだから、もう終わり!」ではないはずです。

継続的に読書をすることに意味があるわけで、「ずっと続けていきたいもの」は習慣系の目標と考えます。

この2つは性質がまったく違って、進捗管理をするときに違ったアプローチが必要になるので分類しておきましょう。

実は、この習慣系の目標をどれだけ上手く管理できるかが、目標達成の8割ぐらいを占めると私は思っています。

健康の維持も、家庭の円満も、勉強も、スキルアップも、結局すべて「終わりのない目標」であり、習慣系なんです。

進捗を管理する

達成系のカギは細分化

達成系の目標は、明確に終わりがあるので、細分化がカギ。

例えば、「ハワイ旅行に行く」のを目標に設定したら、

  1. 旅行代理店からパンフレットをもらってくる
  2. 日にちを決める
  3. プランを決める
  4. 職場で有給を取る
  5. 荷物をリストアップする

上記のように一つずつ手をつけることで確実に達成することができます。

ということは、達成系の目標を管理するには、「細分化」に向いたツールを使えばいいことになります。

ちなみに私が使っているのは、クラウド型アウトライナーのWorkFlowyです。

参考:ワクワクを実行する!-プロジェクト管理ツールとしてのWorkFlowy

習慣系のカギはベイビーステップとレベルアップ

一方、習慣系のカギはベイビーステップ。

「小さな一歩」から始めるということ。

最初から、一日30分勉強するなんてめちゃくちゃハードルが高いです。

例えば5分から始めて、それが無理なくできるようになったら10分に伸ばすといったように、小さく始めて育てていくのが習慣系の目標を前に進めるポイントです。

参考:確実に人生を変える方法、小さな一歩をマスター!書評『脳が教える!1つの習慣』

また、達成系はいくつかの目標を同時に追いかけることもできますが、習慣系を同時並行させるのは失敗のもと。

欲張らずに、一つを習慣化したら次のものに取りかかるのが現実的です。

習慣系の目標を管理するには、「習慣化アプリ」がよく効きます。

私が使っているのは、iPhoneの習慣化アプリ・Good Habits

柔軟に習慣を管理できる上に、基本無料なので手軽に試せるツールです。

振り返りの習慣

最後に、振り返りの習慣について。

この振り返りこそが、三日坊主と、継続する人を分けるポイントです。

目標の進捗状況を一週間単位で振り返ります。

ちなみに私の場合には、毎週土曜日の朝が振り返りの時間。

シンプルに次の2点を考えます。

  • やろうとしていたことはできたか
  • 来週の予定を見ながら、どのタイミングで何を実行するかを決める

 進捗の確認

まずは、やろうと計画していたことがどのくらいできたか振り返ります。

このときのルール一つだけ「どんなに小さな前進であっても自分を褒める。責めるのはナシ」。

目標に向かうときに一番大切なのは、「小さな達成感を積み重ねて、自信を深めていくこと」。

この「できたこと」の振り返りは、達成感を確認するための時間です。

自分を責めても余計に落ち込むしできるようにもならないし、何もいいことがありません。

できなかったときには、「どうしたらできるのか」を考えるようにしますが、自分の意志に頼るようなことはしません。

意識しているのは、『幸福優位7つの法則』に出てくる「20秒ルール」。

一言で言ってしまえば、「20秒でできることなら続けられる。だから習慣化したいことがあれば20秒でできるように環境を整えればいい」というもの。

単純なルールなんですが、これが本当に効きます。

「20秒以内で着手できるようにハードルを下げるにはどうしたらいいだろう」

これで、自分を責めることなく、アイデアを考えることができます。

翌週のプランニング

次には、来週のタスクを考えます。先週のできたこと、できなかったことを踏まえて、

  • 達成系の目標は、具体的なアクションを一つ決める
  • 習慣系の目標は、毎日の習慣を設定します

達成系の目標は次のように考えます。

  1. この目標を進めるために、次は何をすればいいだろう
  2. そのアクションは、どのくらいの時間が必要だろう
  3. 一週間のどのタイミングなら、実行できそうだろう

ここまで考えたら、カレンダーに実行するための時間を書き込んで、他の予定が入らないようにブロックします。

一方、習慣系の目標は、こう考えます。

  1. 先週、何割くらい実施できただろう
  2. (実施率が8割以上なら)もうちょっと習慣をレベルアップできないか
  3. (実施率が低ければ)もう少しハードルを下げる工夫ができないか

例えば、「毎日英語を10分勉強する」から始めて、7日中5日実行できていたら、15分に伸ばすかどうかを検討するといった具合です。

こうして一週間に一度、振り返りをしながら進めることで、三日坊主や目標立てっぱなしを防ぐことができます。

計画通りでなくても前に進んだことを楽しみながら

ただ、振り返りをしながら進めても、最初に立てた目標の通りにいくなんてことはありません。

でも、あまり気にしなくてもいいと私は思っています。

だって、目標の通りにいかなくても、何もしないのに比べたら絶対に前に進んでいますから。

目標を立てるのは、言葉をかえれば「今の自分に満足しない」ということ。

ありのままの自分を100%とするなら、それを越えていく目標を立てるわけですから、110%や120%の目標になるはずです。

たとえ目標の3割しかできなかったとしても、もともとの100%を下回ることはありません。

「目標の未達でも、前に進んだならいいじゃないか」

あんまりガチガチにやらずに開き直りながら、

  • できたところは自信の材料に
  • できなかったところは工夫の材料に

そうやって一歩一歩進んでいくことが、一番大切なことだと思います。

さて、今回は「成功する目標設定の5ステップ-立て方から進捗管理まで」をお送りしました。

この記事に、「やりたいこと」を目標にして実行に移すヒントが、一つでも二つでも転がっていれば本当に嬉しいです。

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