親指シフトの練習を始めてから、二ヶ月が経ちました。

この二ヶ月間、少しずつではあるものの、練習を続けています。

さて、二ヶ月でどれくらいの進歩があったのか、正直にレポートしましょう。

 

打鍵速度について

打鍵速度は、10分間で、約450~500文字くらいのペースが出るようになりました。

私がローマ字入力を使ったときの速度は、10分間で1,300~1,400文字くらいなので、比べると約3分の1のスピードということになります。

まだまだですね。

とは言っても、二ヶ月くらい続けていると、部分的にではありますが「身体が勝手に動く」という現象を体験するようになってきています。

どういうことかと言えば、頭で「ありがとう」と打ちたいと思ったときに、

「『と』ってどうやって打つんだっけ」と考えなくても、身体が勝手に「と」のキーを押しているということが起き始めています。

まだすべてのキーを無意識で打てるわけではありませんが、よく使う一部の文字は、無意識に打てるようになってきました。

 

繰り返すことで無意識にできることを広げていく

親指シフトそのものは、まだ実用で使えるレベルにはなっていませんが、「スキルの習得っていうのは、どれもこういう過程を経るんだろうな」ということを今、感じています。

最初は、一つひとつを意識しながら、すべて頭で指令を出さないといけない、その結果、ものすごく遅いスピードでしかできないという段階があります。

親指シフトで言えば、「ありがとう」と打ちたい。「あ」はこのキーと、このキーの組み合わせで…と全部の動作を頭で意識して、身体を動かさないとできない、というレベルです。

この段階は、ものすごく「まどろっこしい」段階です。でも、ここを飛ばすことはできません。それに耐えて、練習を重ねていると、次の段階に移ります。

次は、「全部ではないけれども、一部を無意識にできるようになる」段階です。親指シフトで言えば、50音全部ではないけれども、一部のキーについて、考えなくても、身体が勝手に動いて入力できる、という段階でしょう。ちょうど今の私がこの段階に当たります。

さらにそれを続けていくと、すべてのキーを身体が勝手に動いて打てるという段階が来るのだと思います。私は今、親指シフトを使うときには、「え」は、このキーとこのキーだから…というように考えながら打っていますが、ローマ字入力では、そんなことを考えません。

「『え』を打とう」と思った瞬間に、身体が勝手にeのキーを押しています。無意識に身体が動いていて、あとから「あ、ちゃんと『え』って表示されてる。うん、間違ってないな」と意識が確認しているような状況です。

おそらく、スキルの上達というのは、どのようなスキルもこのような経過をたどるものなんだと思います。

親指シフトを練習することによって、親指シフトを身につけるのはもちろんながら、そういった「スキルの身につけ方」というのを感じる今日この頃です。