こんにちはー。コーチ、萩貴史です。

今回は、プロのコーチをお願いすることの意味をまとめてみます。

というのも、僕はコーチングを仕事にする前、素朴にこんな疑問を持っていました。

「コーチングって、質問して引き出してもらうやつだよね?

けど、もともと自分の中に答えがあるんだったら、自問自答のセルフコーチングで似たような効果が得られるんじゃないの?」と。

さて、コーチングを本格的に学んで、今ではコーチとしての活動もするようになった僕は、この質問にどう答えるでしょうか。

セルフコーチングとプロのコーチをつけたときの違い

セルフコーチングと、プロのコーチをお願いしたときの大きな違いを3点にまとめてみましょう。

  1. 「当たり前」を外すことができる
  2. 人に伝えることで起こる、感情の動き
  3. コーチからのフィードバックがある

1. 「当たり前」の前提を外してくれる

セルフコーチングと、プロのコーチをつけたときの違いの1つ目は「当たり前を外せるかどうか」です。

先日、ブロガーのかずのこさんがコーチングの感想をまとめてくれました。

参考:今のままでいいのかな・・・と感じた時こそ受ける価値がある「コーチング」の技術とは?

印象に残った、僕の言葉をランキングしてくれていますが、どうやら一番印象に残ったのは、

(自分に合わない仕事で無理して稼ぐことを)止めてしまうって考えはないんですか?

これだったようです。

いつのまにか持っている、いろんな当たり前

自分にとっての「当たり前」は、実はいろいろなところに潜んでいたりします。

  • こうするのが当たり前
  • こうするのが常識
  • こうするのが親孝行
  • みんなこうしている(から、自分もそうしなきゃ)
  • みんなできるのに(自分はできないからダメだ)

自問自答でセルフコーチングをしていると、こういった「自分が当たり前として置いている大前提」を振り返るのは難しいです。

あまりに当たり前すぎて、疑問を向けることすらないからです。

自分を客観視するっていっても、やっぱりそう簡単じゃありません。

強みが埋まっていることも

また、「当たり前」の中には、強みが隠れていることもあります。

僕自身、コーチング(受けるほう)で、マイコーチの大下千恵さん(@yawn_c)から「萩さんって、その人らしくあるときが一番ステキだって、当たり前のように信じてるよね」というような趣旨の言葉を言われたのが、とても印象に残っています。

「あ、そっか、それって自分は当然だと思ってたけど、言われてみれば全然普通じゃないんだ」って。

自分の根っこにあるものほど、当たり前すぎて、セルフコーチングで発見するのは難しくなります。

価値観とか、強みとか、疑うことさえないビリーフとか。

そういった自分の根っこを掘り起こしたいときには、コーチの力を借りるほうがずっと早くたどり着けると感じます。

2. 人に伝えることで起きる、感情の動き

違いの2つ目は、「感情がどれくらい強く動くか」です。

普段、「話しても理解してもらえないだろうなぁ」なんて胸の中にしまっている思いを言葉にできたら…

それを目をきらきらさせて聴いてくれる人がいたら…

何を話しても大丈夫な場があったら…

もっともっと話したくなりませんか?

コーチと話をしていると、感情が大きく動きます。

わくわくして「もっと話したい!」ってなったり、話しながら「あー…やっぱり、これだわ」とじーんとしたり。

こういった感情のうごきは、セルフコーチングではなかなか得られないものです。

確かに、セルフコーチングでもアハ体験をすることはあります。

アルキメデスが「ユリーカ!」と叫んだみたいに、「そうか、分かった!なんでこんなことに気づかなかったんだ!」といったような。

けれど、話をしながら自分のなかからエネルギーがあふれてくるような感覚や、心の琴線が響いているような感覚、意識していなかった価値観を思わず引き出してもらえたときの「あーこれだったんだ、自分が大事にしたかったのは…」といった感動は、コーチをつけたとき特有のものです。

3. コーチからのフィードバック

違いの3つ目は、「鏡の存在」です。

コーチは、クライアントの話を全身全霊で聴くように努めます。

それは普通の「話を聞く」とはちょっと違った感覚だったりします。

言葉も聴いているんですが、それに加えて、声のトーンや表情、体の動きまですべてを含めて、クライアントさんの「本音」を聞き取ろうとします。

だから、プロのコーチと話していると、こんなフィードバックをされることがあります。

  • 「いいね、(声の感じが)力強くなってきたね」
  • 「この話題になると、表情が変わるね」
  • 「やりたいって言ってるけど、なんだか重たい感じがするね」

僕たちは、話しているとき、自分がどんな表情をしているのか、どんなトーンなのか、あまり意識していません。

けれど、そういった体の動きに、言葉になっていない思いが隠れていることがあります。

コーチからフィードバックをもらうことで初めて、「あ、そうか」と気づける。

コーチは鏡でもあって、自分が気づいていない身体の声を写し出してくれます。

これも、セルフコーチングでは味わえない魅力です。

まとめ

以上、自問自答をするセルフコーチングと、プロのコーチをつけたときの違いをまとめてみました。

コーチングを学んだ今なら、全然別物だと感じます。

今の僕が、昔の僕に会って「コーチングって自分の中にある答えを引き出すんでしょ?なら自問自答でいいじゃない」なんて言われたら、「とりあえず体験してから言おうぜ」って反論するだろうなぁ。

プロのコーチは、きちんとした体験セッションを用意しているケースが多いので、ご興味があれば身近なコーチに一度問い合わせしてみてくださいね。