ついに出ました。

前から「どうして、こんな大事なテーマを扱った本がないんだろう」と不思議に思っていたんです。

タイトルは『「目標」の研究』

著者は、倉下忠憲さん(@rashita2)です。

本書の内容は、タイトルずばり、目標の研究。

  • そもそも「目標」とは何なのか
  • 目標設定にまつわる典型的な4つの失敗例
  • 機能する目標を運用するにはどうすればいいか
  • そもそも目標や夢は必要か?

上記のような内容が、とてもコンパクトにまとまっています。

一時間くらいで読める人もいるでしょう。

これから目標を立てようとするなら、目標を立てる時間を削ってでも本書を先に読むことをおすすめしたいくらいです。

きっと目標を立てる際の道しるべになってくれるはず。

少なくとも、失敗するだけの目標設定にはならずに済みます。

早速、ご紹介しましょう!

目標を立てるのは簡単か?

本書の冒頭にこんな一節があります。

「目標の立て方」や「目標との付き合い方」を学んだ覚えがあるだろうか。少なくとも私にはない。

そうなんですよね。

誰も目標の立て方なんて教えてくれません。

まるで教えなくても、目標を立てることなんて誰にでもできる、と言わんばかりです。

けれど、実際には目標を立てることは全然簡単なことではありません。

目標設定、あるある失敗例4選

本書では、目標設定でよくある失敗例が4つ取り上げられています。

1. 忘れ去られる目標

立てた目標をすっかり忘れ去ってしまう。

どうやら私たちには、目標を立てるだけでそれなりに満足してしまうという厄介な性質まであるようです。

2. 曖昧な目標

例えば、有名人になりたい。

それも「目標」ではあります。

けれど、何をすればいいんでしょう?

あいまいで行動につながらない目標はあまり役に立ちません。

そればかりか、「未達感」「不足感」を呼び起こすのでストレスを増やすだけに終わることもしょっちゅうです。

3. サイズ違いの目標

また、私たちは平気で「できもしない目標」を立ててしまう傾向があります。

ここで、倉下さんは「楽観主義バイアス」と「計画の錯誤」の話を紹介しています。

楽観主義バイアスは、私たちは物事を楽観的にとらがち、というもので、例えば100人にアンケートを取ると70人以上が「自分は平均以上だと思う」と答えたりします。

計画の錯誤は、何かを計画するとき実際にかかる時間よりも大幅に短く見積もってしまう傾向のことをいいます。

いずれにせよ、人間は普通にしていると「できもしない目標を平気で立ててしまう」生き物だ、ということです。

それはそれで生きるために必要なことだとしても、こと目標設定においては厄介なバイアスです。

4. ずれた目標

目標を設定して前に進めていくには、具体的な行動レベルまで落とし込んでいく必要があります。

けれど、落とし込んでいく過程で、いつの間にか「ずれてしまう」ことがあります。

本書に出てくるたとえ話が分かりやすいです。

ゆっくりと生活したいという目的を持っていたとしよう。そのためには十分なお金が必要だと思い立ち、仕事に打ち込む目標を立てる。激務、激務、激務。

健康的な生活をするのが大事なはずなのに、ダイエットを始めたら体重の増減ばかりが気になってしまったり。

こういった例は、枚挙にいとまがありません。

機能する目標とは

本書では、目標の失敗例を挙げたうえで、どうやったら機能する目標を立てることができるのか、という話に展開していきます。

ただ、その部分を要約してご紹介しても面白くありません。

著者の倉下さんがせっかくこう語っているので、一番おいしいところは本書で。

本書のトリック(そう呼んでいいでしょう)は頭から終わりまで通して読んでみないことには機能しないようになっています。で、このトリックはあくまで構成上のものでありながら、本文の内容とも関わってくるコアなものなので、あまり前もって説明するのもなんだかな〜という感じなのです。

参考:『「目標」の研究』について補足

今回、ご紹介した「目標の失敗例」に覚えがあるようなら、きっと本書を通読することで「機能する目標」のヒントが得られることでしょう。

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