先日、佐々木正悟さんのセミナー「ライフハック@広島」に参加してきました。

前々からお会いしたいなぁと思いつつ、なかなか機会がもてなかった佐々木正悟さんのセミナーです。

今回のセミナーのテーマは、「大事なことをきちんとやるために」。

佐々木さんのセミナー告知にはこんなメッセージが書いてありました。

やりたいことは多く、やるための時間は少ない。

この問題を「仏教的」でも「達観的」でもなく、ライフハック的に解決できないかというのが最近のテーマです。

やりたいことがなぜできないのか、やろうと決めたのに何日もほったらかしになってしまうのはどうしてなのか。

そんな疑問に真正面から向きあう二時間でした。

やろうと決めたのになぜできないのか

佐々木さんのお話は、「なぜやろうと決めたことができないのか」から始まりました。

私たちは、よくリストを作ります。

「今日は、これと、あれをやろう」と。

けれど、実際には「これ」も「あれ」もできずに終わる日がたくさんあります。

  • 朝一でやろうと思ったけど、なんだか面倒くさくて
  • やろうとしていたら、急ぎの仕事を頼まれて

できない理由を佐々木さんはこう語ります。

  • 葛藤があるから、できない
  • やる必然性がないから、できない

葛藤がある

やろうかどうか迷う、AをやるべきかBをやるべきか迷う。

そうした葛藤があると、やろうと思っていたことを先延ばしにしやすくなります。

やる必然性がない

「今日はこれをやろう」と心の中で決めても、ほかの人から「これ今日中ね」なんて仕事を頼まれると、急ぎの仕事を優先せざるを得なくなります。

あるあるですよね。

葛藤がなく、必然性がある状況を作り出す

葛藤があるからできない、必然性がないからできない。

そうであるなら、逆に葛藤がなく、やる必然性がある状況を作り出せばいい、というのが佐々木さんの発想です。

佐々木さんは「前倒しで締切を設定する」といったことはせず、むしろ締切の直前「今、ここでやるのが唯一ベストのタイミング」にタスクを置くんだとか。

そして、置いた場所で必ずやるようにする、と。

どんな条件があれば自分はやる気になるのか?

こういった仕事の進め方は、よく自己啓発書に出てくる「理想的なやり方」とは真逆に聞こえます。

よく出てくる「理想」はこんな感じですよね。

  • 締切は前倒しでこなして、仕事に追われるんじゃなく仕事を追いかけろ
  • 『7つの習慣』でいう「第二領域」(緊急ではないが、重要なこと)に優先して時間を使え

かつては、佐々木さんもそういう理想を求めて努力をしていたといいます。

けれど合わなかった。

6、7年記録をとっていて「自分の性格では、こんなことはやらない」と分かった。

逆に、記録をつけていると、「どんな条件があれば自分はやる気になるのか?」「どんな時に、自分は仕事を進められるのか」が分かる、と。

佐々木さんはさらっと語っていましたが、自分の時間の使い方を記録して振り返ってみると、自分の好みの仕事のスタイルがよく分かってきます。

ほかの人の「うまくいくやり方」を真似するのもいいですが、記録を残して振り返ってみると「自分のうまくいくやり方」を見つけることができるんですよね。

MP節約術こそライフハック!

続いて、話は「意志力」に。

先ほどのテーマだった「やろうとしたことがどうしてできないのか」を、意志力という別の切り口からお話されました。

決めたことができないと「自分は意志が弱いなぁ」なんて思います。

けれど、それは「意志力」というものを誤解しているから出てくる発想かもしれません。

佐々木さんは、意志力をRPGゲームに登場するMP(マジックポイント)のようなもの、として説明をされていました。

佐々木さんがウィキペディアから引用されていた「マジックポイント」の説明を見てみると…なるほど、驚くほど「意志力」をうまく説明している感じがします。

●マジックポイントが0に近づくと魔法は使えなくなる
→意志力が0に近づくと疲労困憊で何もする気がおきなくなる

●強力な魔法ほどMPを多く消費する
→集中力を必要とするタスクほど、多く消費する

●「宿屋」で眠ると回復する
→意志力も寝ることによって回復する

●アイテムなどを使って回復できるゲームでも回復力が低かったり、アイテムの入手が困難なケースが一般的なため、宿屋で寝るのが効率的
→現実でも、意志力を回復させることは難しい(眠る以外で)

意志が強い、弱いといった捉え方をするんではなくて、MPだと考えると発想が変わってきます。

●時間があっても、MPがなければ実行できない

●午前中の一時間と、夕方の一時間では、同じ一時間でもMP残量が違うので、できることが異なる

●やりたいことは、なるべくMPを消耗していない時間帯(午前中)に配置するほうがいい

やりたいことを前に進めるためには、「時間がある」だけではなくて「MP残量」のことも考えながら、いつやるのかを決めたほうが良さそうです。

まとめ

佐々木節炸裂で、とっても面白い二時間でした。

ものすごく正直で、身もふたもない。

私は、この佐々木さんの語り口が大好きです。どんな語り口かというと、

「こうすれば上手くいく」って言われているけど、本当にそれでうまくいってます?

できる人もいるのかもしれませんが、少なくとも私(佐々木さんのこと)はできませんでした。

けど、記録をもとにして工夫を重ねた結果、こうすれば多少マシになることが分かりました。

こんなスタンスなんです。

佐々木さんのセミナーは、自己啓発書や時間管理術みたいなものを勉強してきた人であればあるほど、面白いんじゃないかなぁと思います。

「こうしなきゃいけない」と思っていたもの、ベースにしていたやり方ががらがらと崩れていく感じがきっとするでしょう。

そして、崩れていった先に、「自分なりにうまくいくやり方」を作り上げるヒントをくれるんです。

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