今回は、強み発見テスト・ストレングスファインダーをチームで生かす方法について。

ストレングスファインダーは、アメリカのギャラップ社が運営している「強み診断ウェブテスト」です。

テストを受けると、34個の資質のうち、自分が持っている上位5つの資質を教えてくれます。

個人でやるのも面白いんですが、チームで補完関係を考えるのに使うと、もっと面白いんです。

私を含めて3人で、広島ぶろがー会というイベントを主催しているんですが、3人全員がストレングスファインダーを受けています。

今回は、広島ぶろがー会の主催3人の結果をケーススタディにしながら、ストレングスファインダーをチームで活かす方法を考えてみたいなーと思います。

ストレングスファインダーの結果

本題に入る前に、広島ぶろがー会の主催3人の結果をまとめておきます。

イチさん

  1. 内省(考えるの大好き)
  2. ポジティブ(良い面を探そうとする)
  3. 共感性(人の気持ちを、自分の気持ちのように感じ取れる)
  4. 慎重さ(用心深い)
  5. 運命思考(偶然なことなどなく、すべてのことに意味があると自然に思える)

ぞえさん

  1. 最上志向(現状維持に満足できず、もっとより良くしたい)
  2. 分析思考(データ大好き)
  3. 慎重さ(用心深い)
  4. 親密性(少数の人との深いつながりに満足感を感じる)
  5. 責任感(約束を守りたい)

はぎ

  1. 未来志向(未来をもっと楽しくしたい)
  2. 最上志向(現状維持に満足できず、もっとより良くしたい )
  3. 着想(独創的でありたい。ありきたりは面白くない)
  4. 個別化(一人ひとりの違いに惹かれる)
  5. 戦略性(こうやったら何が起きる?といつも考えている)

強みを補い合って、チームで万能を目指す

まずは一般論から。

強みを組み合わせながら、チームで活かすための考え方は『ストレングス・リーダーシップ』のⅡ部「チームの力を最大限に活かす」に登場します。

調査するうちに、メンバーひとりひとりが独自の強みを持ち、最もまとまりがあって、成功しているチームでは、メンバーの強みが広範にわたっていることがわかってきた。(中略)実行力、影響力、人間関係構築力、戦略的思考力の4つだ。(p31)

この4つの分野は、ストレングスファインダーに登場する34の資質と、次のような関係になっています。

実行力 アレンジ、回復志向、規律性、公平性、慎重さ、信念、責任感、達成欲、目標志向
影響力 活発性、競争性、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、指令性
人間関係構築力 運命思考、共感性、個別化、親密性、成長促進、調和性、適応性、包含、ポジティブ
戦略的思考 学習欲、原点思考、収集心、戦略性、着想、内省、分析思考、未来志向

一人で全部の資質を持つ必要はない。

けれど、チームとしては「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」の4つのカテゴリーを広くカバーすることが望ましい、というわけです。

ひとりですべてをこなそうとする絶対的なリーダーや、同じような強みを持った個人たちではなく、4つの領域すべての力の組み合わせにとって、団結力のある強固なチームができあがるのである。ひとりひとりが万能である必要はない。それでもチーム自体は万能であるべきなのだ。(p32)

ケーススタディ

とはいえ、理屈ばっかり書いても分かりにくいですよね。

ここからは、ケーススタディとして、広島ぶろがー会の主催3人の資質を例に出して、お話ししましょう。

主催3人の結果を表にしてみると、以下のようになります。

緑色がイチさんの資質、青色がぞえさん、オレンジが私です。

「バランスがいい」とは言えませんが、3人が揃うことによって、4つの領域をカバーしていることが分かります。チームでストレングスファインダーを活かす

 

今までのイベント運営で、どんなふうに3人が役割分担していて、その裏にどんな強みが活躍していたのか振り返ってみます。

ゲストをお招きできる舞台裏

広島ぶろがー会では、ゲストをお招きして開催することもあります。

その舞台裏は、大抵、最上志向を持っているぞえさんが、興味あるイベントに突撃して、主催の方に「広島でもやりたいんです…!」と直談判。

その企画を引っ張ってくることがあります(もちろん相手が快く承諾してくださったからこそですが、第10回:野望の会 in 広島はこのパターン)

最上志向は「影響力」に分類されている資質です。

影響力は、自分たちの考えを外部に伝えるのに発揮される資質群。

まさに、ですね。

アイデアを出す役割、実現させる役割

主催で企画を考えているときには、よく以下のようなやり取りが起きています。

未来志向と着想を持っている私が「こんなことできたら楽しそうじゃないですか?」みたいに突拍子もなく企画のアイデアを出すんです。

そうすると、慎重さ持ちのイチさん、ぞえさんが「この辺はどうします?」と課題を指摘してくれるので、キャッチボールをしているといい感じに実現できる企画案に落ち着きます。

戦略的思考力の資質に偏っている私がアイデアを出して、実行力の資質(慎重さ)を持っているイチさん、ぞえさんが、そのアイデアを実現できるレベルまで煮詰めてくれる感じです。

慎重さが「実行力の資質」に分類されているのは不思議な感じがするかもしれませんが、慎重さを持っている人と話をすると解決すべきテーマが明確になって、アイデアがグッと具体的になるんです。(第9回:魅力即売会は、このパターンで実現)

背中を押す役

主催3人の間では、イチさんが背中を押す役を担ってくれることが多いです。

ぞえさんや私が 「うーん。こんな風に思ってるんですけど…どうでしょうか」と迷っている感じで口に出すと、ポジティブ持ちのイチさんがポーンと背中を押してくれたりします。

場の雰囲気を作る、人間関係の資質

広島ぶろがー会は、「思ってた雰囲気と違った」「アットホームだった」と評されることが多いです。

意識してアットホームにしているわけではなく、主催3人が、それぞれ別々の人間関係構築力の資質(イチさんが共感性、ぞえさんが親密性、私が個別化)を持っているので、それが自然と現れているんでしょうね。

ファシリテーションに役立つ資質

月に一度のイベントでは、私がファシリテーションをすることが多いです。

広島ぶろがー会は、その都度テーマも参加者も変わるので、ファシリテーションの型を作ることができません。

毎回、テーマによって進め方を変えて、参加者によって誰に話を振るかを考えます。

そんなときは、私の上位資質にある戦略性と個別化が活躍します。

進め方を考えるときには戦略性が。

「こう進めたら、こんなリアクションがあるんじゃないかな」ってシミュレーションに活きています。

また、話を振るときには個別化。

「この話、この人に振ったら面白いんじゃないかなー」と自然に浮かんでくるんです。

話の流れを作る役

ファシリテーションをしながら、ぞえさんに話を振ると、その後の話の流れを作ってくれます。

ぞえさんは、自分から意見をどんどん言うことは少ないです(慎重さ)

が、こちらから話を振ると、「私はこう思います」って意見を必ず持っています。

その上、ぞえさんの体験やデータによって裏打ちされている(分析思考)ので、とても説得力があるんです。

結果、ぞえさんが話をすると「なるほどー」とか「ほんとそう!」という感じで、別の人の意見が引き出されることがよくあります。

全体をうまくまとめる役

また、ファシリテーションでイチさんに話を振るときもあります。

イチさんも慎重さをお持ちで、自分から前に出ることは多くありません。

が、話を振ると、それまでの話をいい感じでまとめてくれるんです。

イチさんのまとめ方は、物事のプラス面を見つつ(ポジティブ)、意味を引き出してくれる(運命思考)感じ。

「それって、こういうことにつながるのかもしれませんね」といったまとめ方をしてくれるので、イベントの最後はイチさんに話を振るときれいにまとまったりします。

まとめ

以上、ストレングスファインダーをチームで活かす方法&ケーススタディをお送りしました!

とはいえ、私が実体験として感じるのは、お互いの強みがバラけていると、自分の強みに集中しているだけで自然と役割分担ができていく、ということ。

広島ぶろがー会の役割分担も、最初から明確になっていたわけではなく、自分にできることをやっていたら自然とそうなっていた、と言ったほうが正確です。

強みをチームで活かすにも、まずは自分の資質から。

自分の資質を明らかにして、得意なことでチームと関わっていくのがスタートラインだと思います。

 

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