最近、ある人からいい言葉を教えてもらいました。

感銘を受けたので、備忘録がてら残しておきます。

稽古とは 一より習い十を知り 十よりかへる もとのその一
(千利休)

「茶の湯」を確立した千利休の言葉だと言われています。

基礎から始まる

私は、この千利休の言葉を「基本」の大切さ、奥深さを語った言葉だと受け止めました。

あらゆる技術には、「基本」があります。

私が仕事にしているコーチングでも、生き方を変えてくれたタスク管理にも、ブログを書くにも「これが基本」と言われるものがあります。

コーチングだったら「傾聴」が基本でしょうし、タスク管理だったら「記録を残す」、ブログだったら「読者の立場で書く」かもしれませんね。

こういった基本を身に着けないと、その次には進めません。

だから、まず基本を習うことになります。

最初にやるけど「簡単」ではない

けれど、基本は最初にやるからと言って、決して「簡単」なわけではありません。

基本には、ものすごくレベル差があるからです。

例えば、コーチングを例にとれば、「基本は傾聴」と言っても、私の傾聴のレベルと、プロのコーチとして1,000時間以上のコーチング経験をお持ちの方の傾聴とでは全然違うでしょう。

タスク管理も、私は3年以上時間の記録を取っていますが、10年以上続けている方と比べるとレベルが違うはずです。

ブログでも「読者の立場にたって書く」と言うのは簡単ですが、誰もそのテーマから卒業できません。

目新しさに惑わされず、基本の凄みが分かるように

まとめましょう。

基本は、

  • その道の人なら誰もが知っているもの
  • けれど、誰も卒業できず、人によってレベル差がものすごく大きいもの

です。

けれど、この「基本の深みの差」を無視して、「もうそんな初歩的な話は知ってるよ」と思ってしまったら、そこで進歩は止まってしまうんでしょう。

世の中には、人の目をひこうとして次から次へと新しいものが出てきます。

仕事術でも、ダイエットでも、英語力でも、何でもそうですが、私たちは「こうすれば上手くいく」という方法論が登場してはいつの間にか消えていくのをウンザリするほど目にしているはずです。

だから、そんな目新しさに惑わされるより、誰もが知っている基本に立ち返ったほうが効果的なんじゃないか。

誰でも知っていることを、どこまで深く実行できるか、そこが一番大事なところじゃないか。

その道のプロが、基本的なことを語ったときには、「またその話かー。もう知ってるよー」じゃなくて、その人の「基本」に深みと凄みを感じられる自分でありたいなぁ。

そんな風に感じている今日この頃なんですが、いかがでしょう?