先日、赤羽雄二さんのご著書『ゼロ秒思考』を読み終えました。

「思考力を高める」というか、もともと持っている思考力を引き出すための方法をまとめた本です。

ものすごく実践的な一冊で、誰でもすぐに始められ導入コストほとんどゼロ。

私も早速実践してみて、「こりゃいいな」と毎日のルーティンに取り入れました。

書評と「ゼロ秒思考メモ」のやり方、効果までをあわせてレポートしてみたいと思います。

それでは、早速いきましょう!

ゼロ秒思考とは

『ゼロ秒思考』というのは、何か案件が出てきたときに瞬時に考えが浮かぶ、瞬時に人に説明するための言葉が出てくる。

この「瞬時に考えが浮かび、言葉にできる」を表したものです。

そのためのトレーニング法が、本書一冊を通じて解説されている「メモ書き」。

「え、メモなんてすでに使ってるよ」「メモで思考力が上がるなんて大げさな」と思います。

けれど、これがどうして。

私もやってみましたが、すごくいいんです。

誰もが高い能力を持っている

まず、『ゼロ秒思考』に繰り返し登場する前提があります。

それは「誰もが元々高い能力を持っている、思考力を持っている」ということ。

なのに、いくつかの理由で本来の力を発揮できないでいる、と言います。

思考力が発揮できない3つの理由

著者の赤羽さんは能力が発揮できない理由を大きく次の3つ挙げています。

  1. トレーニングを受けていない
  2. 「考えよう」とし過ぎる
  3. 心のモヤモヤが溜まっている

トレーニングを受けていない

まず、トレーニング不足。

日本では、教育過程で「考える方法」を教えられることがほとんどありません。

確かに振り返ってみても、知識の記憶ばかりで、どうやったら深く考えることができるのかを習った記憶がありません。

それなのに、いきなり「考えろ」と言われても、どうやったらいいのか分からない。

社会人になってからも「考えが浅い」と言われることはあっても、どうやったら深く考えられるようになるか教えてくれる人はいません。

考えよう、としすぎる

本来持っている思考力を発揮できない理由の2つ目には、「考えようとし過ぎる」こと。

「かっこいいことを言おうとして、実際は固まってしまっている」と言っています。

最初から、ロジックの構造や、起承転結などを気にすると考えが進みにくくなる、と。

これを、ロジカルシンキングを仕事の種にしているマッキンゼーで、14年間務めた赤羽さんが言うのが面白いところです。

心のモヤモヤが溜まっている

また、心のモヤモヤが溜まっている場合もあります。

「人間の頭はそれほどキャパがあるわけでないので、何かに気をとられるとうまく動かない」と赤羽さんは言います。

これは誰しも実体験がありますよね。

モヤモヤしているとクリアに物事を考えるのはとっても難しい。

そもそも考える気になれないし、考え始めたとしてもふと悩みが浮かんできては邪魔をしてきます。

メモ書きの効果とやり方

ここまで挙げたような理由で、本来持っている能力、思考力が活かせなくなっている。

それを活かすためにはどうすればいいか、赤羽さんの試行錯誤から生まれたのがゼロ秒思考メモ。

やり方はとっても簡単。

用意するツール

用意するのは、普通のA4用紙とペンだけ。

『ゼロ秒思考』のやり方では、A4用紙をガンガン使うので裏紙が推奨されています。

ペンは、何でもいいですが推薦されているのはパイロットのVコーン。文具好きの間でも書きやすさで人気のあるペンです。

また、A4用紙だけだとペラペラで書きにくいならクリップボードもあると便利です。

私が使っているのは、コレクトのKOVA。

メモのやり方

A4用紙を横置きにして、最初にタイトルを。

タイトルの下に下線を入れて、タイトルと本文の区切りが視覚的にパッと分かるようにします。

右上に日付を入れます。

本文は、4行から6行。1行につき20~30字程度。

思いつくままに書き出す。

こんな感じです。000357_zero-thinking

これを一枚につき1分で、一日に10枚以上書く、と。

ただ、実際に書いてみると、1分で書くのはめちゃくちゃ短い。

最初から1分でスラスラ書けるってことはありません。

けれど、1分という短い時間を設定するおかげで余計なことを考えず、目の前のA4一枚に集中できるんです。

メモ書き3つのメリット

  1. 悩みの堂々巡りがなくなり、心がすっきりする
  2. 発想が豊かになる
  3. 適切な言葉を選べコミュニケーションがラクになる

心がすっきりする

ゼロ秒思考では、「頭に浮かんだことをそのまま書き出すメモ」がすすめられています。

考えを書き出す、というより「自分の中にあるものを、考えも、感情も、全部吐き出す」といったほうが近い。

悩みやモヤモヤした気持ちを書き出していると自然と心が落ち着いてきます。

自分の思い、考えをメモにして吐き出す習慣を持っていると、いつもクリアな、すっきりした心を保つことができます。

発想が豊かになる

最初からまとまった形で考えようとすると発想が出にくなるのは、すでに触れたとおり。

では、どうすればいいか?というと、「まず片っ端から書き出す。その後でフレームワークで整理する」の順番でやると上手くいきます。

赤羽さんもこの順番を推薦されていますし、私が今まで読んできた発想法についての本も一つ残らず、この順番を推奨しています。

まず思いっきり書き出せ、広げろ。整理はそこからだ、と。

なので、ゼロ秒思考メモで制限なく思いついたことを全部書き出す習慣を身につけるだけで、ものすごく発想力が豊かになるはずです。

適切な言葉を選べ、コミュニケーションがラクになる

自分の考えていること、感じていることをメモという形で言葉にしていると、どんどん自分の考えが整理されていきます。

自分の中で考えが整理されていくと、人に伝えるときにもスッと伝わる。

何を言いたいのかよく分からない人の話っていうのは、だいたい喋っている本人も何を伝えたいのか整理しきれていないケースがほとんど。

自分の考えを整理できれば、コミュニケーションはグッとラクになるんです。

まとめ

以上、赤羽雄二さんのご著書『ゼロ秒思考』の書評をお送りしました。

「メモ書きをするって言われてもタイトルが思い浮かばない」なんてケースもあるかもしれませんが、大丈夫。

本書には、400個(!?)のメモタイトル例まで載っています。

まずは、タイトル例から自分に当てはまりそうなものをピックアップしてやってみる。

そうすれば自然と慣れてきて、自分の考えでタイトルを考えることもできるでしょう。

ゼロ秒思考、面白い本でした!

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