予想外の一冊でした。

こんなに”熱い”本だったとは。

『トライブ』は、セス・ゴーディンによる「これからの時代のリーダー論」

言葉を換えれば、「世界の変え方」

分かりやすいハウツーでもなければ、単純なチェックリストもありません。

インターネットで簡単に人と人とがつながれるようになった時代に求められる「リーダーの姿」をいきいきと描き、読者に「あなたもリーダーになれるんだ」と語りかける。

そんな「明日のリーダーに呼びかける」ような一冊です。

早速、ご紹介しましょう!

トライブとは

著者であるセス・ゴーディンは、いきなりこう語り始めます。

さあ、絶好のチャンスがやってきた。あなたがトライブを率いるチャンスが到来したのだ。問題は「私にできるのか?」ではない。「私は率いるのか、やめておくのか?」である。(p27)

トライブというのは、共通の興味をもった集まりのこと。

インターネットやSNSの登場によって、誰もが、簡単につながりを持てるようになりました。

もちろん以前から、そうしたつながりはありました。

が、声の届く範囲が限られていた。

それが、インターネットで簡単にコミュニケーションがとれるようになり、全世界に声が届くようになった。

トライブというのは、何も特殊な話ではありません。

今までだって、近所の人や職場でも、トライブは存在していたはずです。

それがインターネットという強力な”拡声器”の登場で、世界規模で「興味ある人、この指とまれ!」と叫ぶことができるようになった。

そうやって共通の興味をもった人が集まったものが、トライブです。

新時代のリーダー像

トライブにおけるリーダーというのは、会社におけるマネジメントとはまったく違っています。

リーダーのすることはシンプルだと、セス・ゴーディンは言います。

リーダーシップの秘訣はシンプルだ。自分の信じることをする。未来図を描く。そしてその未来を目指す。その時、後ろに人がついてくる。(p140)

自分の信じる未来を描き、一歩を踏み出す。歩き続ける。

それを見て、「あ、面白そう」と思った人たちが、後ろについてくる。

もちろん、どんなことをやっても「面白そう」と思う人もいれば、「興味がない」という人もいます。

けれど、「興味がない」という人を説得して、興味があるように変える必要なんてまったくないんです。

選挙で確実に勝つには投票数の半数以上が必要となる。(中略)だが、トライブを率いる時には、そのようなルールは当てはまらない。ただ、「あなたの後ろに続きたい人」の意欲を刺激すればいいだけだ。それ以外の人は、あなたを無視するのも、さっさと立ち去るのも自由である。(中略)視点を変えれば、こうだ。「自分が率いるトライブを選ぶのは自分自身である」。(p97)

必要なのは、自分の信じることをやること。それを何らかのかたちで発信しつづけること。

そうすると共鳴する人たちが必ず出てくる、というわけです。

あれ、これってどこかで聞いたような…。

そう、ブログ!

ブログは、この「自分の信じることを発信しつづけること」そのもの。

ブログを通じて、自分が面白い!と思うものを発信する。

記事を一つひとつ書くというのは、とてつもなく小さく地味なアクションです。

けれど、この積み重ねが仲間を作り、トライブに育っていく。

仲間が集まってきたら、自分ひとりでは到底できなかったようなことができるようになる。

結果的に「ブログを通じて人生が変わった」。

人生が変わった人と、変わらない人との違いはどこにあったか。

最初に「やる」を選択したかどうか。

次に、やり続けることができたかどうか。

違いはそれだけです。

最後に、著者の言葉を引いてまとめにしましょう。

あなたがリーダーになるのを邪魔するものは何か?です。

リーダーシップも同じではないだろうか? 許可も承認も要らなければ「人を率いる免許」もいらない。ただ、実行あるのみ! あなたに「ノー」と言うのはあなただけなのだ!(p178)

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